得意技封じ込め法(エピソード)

 

はじめてのベンチコーチ!

大学1年生の私がベンチに入り作戦を

練ってアドバイスをした時のことをお話します。


私の後輩は2年生まで県内でベスト64でしたが、
3年生のインターハイ地区予選を勝ち抜き、
県大会予選へと進みました。


県予選も彼は調子がよくベスト8決定まで
勝ち進みました。


相手の選手は県内ベスト8の常連選手で、
ゲーム開始早々から明らかに力の差を
見せつけられました。


1セット目の内容は、相手の選手は
ペンの表ソフトでスマッシュ、ショート
とも上手でした。

少しでもレシーブを浮かせてしまうと
スマッシュを打たれる状況でした。

ゲーム前の戦略としては、バックに低い
レシーブを集め少しでもチャンスがあれば
スマッシュをしていく、たまにはフォア側
にレシーブをして相手の攻撃パターンを
見るという戦略を立てました。

しかし、相手の選手も調子がよく手が
つけられないほどで、簡単に1セット目
を落としました。

与えた戦術とは、「攻撃中止」命令



1セット目終了後に、とんでもない戦術を
アドバイスしたのです。

後輩の選手も「えっ!」と驚きました。

その戦術とは、「攻撃中止」命令でした。

後輩の選手は、サーブを切ることができず
ほとんどのサーブはナックル性のサーブばかりでした。

ドライブはボールを乗せて入れるので、
コースがあまいと相手に攻撃される
ようなドライブでした。

さらに、私がよく「おまえの、スマッシュは
ゴキブリさんが止まるようなスマッシュだね」
と言うほどスマッシュが遅いのです。

完璧なペンショートを身につける


しかし、天は二物を与えずとよく言ったもので
彼の素晴らしい所は、私との約2年間の練習
相手をしてもらったことで、ショートが完璧
なほどにどのようなボールでも取るという最高
の技術を取得していました。

そうなのです、彼は私のフットワーク練習に
付き合ってくれたことがこの完璧なショート
ブロックを身につけたのだと言ってくれました。

それは、私のフットワーク練習は月に
一度だけV字のフットワークを連続で
1000本をしておりました。


途中でミスをすればもう一度やり直すので、
1時間半はフットワークをしておりました。

相手のクセに掛けた戦い方!


話が逸れてしまいましたが、2セット目の
戦術は相手選手のフォア側にレシーブを
高く浮かせて、相手にスマッシュを
させることにしました。

私は、1セット目の試合中に相手が
スマッシュするコースを分析していたのです。

そして、相手の選手はフォア側から
スマッシュするコースは、フォアクロス
しか打たないというデータでした。

この、戦術は相手の得意技と後輩の
得意技を戦わせるものです。

徹底して相手のフォア側にボールを
集めスマッシュを打たせることにしました。

この戦術が当たって、彼は相手のスマッシュを
何本でもとり続けミスをさせました。

さらに、サーブ側のとき相手のレシーブが
浮いてきたとき彼がスマッシュを打とうと
したその時、後ろにいた私は思わず「打つな!」
と叫んでいました。

虫が止まるようなスマッシュを打てば、
かえって不利になると考えたからです。

スマッシュから一転してストップに返させたのです。
これには、相手もビックリしていました。

ストップをして、もう一度フォア対ショート
の戦いに戻したのです。

この戦術が成功して2セット目を見事に取りました。

壁のようなショートを目の当たりにしました!



3セット目は、負ける覚悟で同じ戦術を取りました。

彼は、相手のスマッシュをすべて完璧な
までにブロックしてしまうのです。

これは、見ている私にはたまらないほど
楽しい光景でした。

相手の選手は、3セット目に入っても
スマッシュのコースを変えなかったのです。

不思議ですが、毎日毎日練習をして身についた
技術は突然には変えられないことなのですね。

また、彼が今までにない戦術を取ったから
調子を崩したのかも知れませんね。

その戦術とは、得意技のブロックで
勝負をする、弱点であるスマッシュを
捨ててストップに変え、また、得意技の
ブロックで勝負をするというものでした。

そして、彼は見事にベスト8の選手を
破って2次リーグ予選に進みました。

あなたが、最も得意とする技術をさらに
磨いて、試合で試してください。

常に自分いるところにボールが吸い寄せられる、
シニアとシルバーにやさしいサーブからの攻め方とは?

シニア以上になると、昔とは違い体力的・
運動能力的にも衰えがきます。

私も同じようなことが言えます、学生時代は
オールフォアで戦っていました、そのため体が
今でも勝手に動いてしまいます。

次のボールに反応できないことがわかって
いても自然に体が反応してしまうのです、
私と同じようなシニア世代の方も見えると思います。

1セット目を捨てる勇気で説明した相手の
レシーブ方法を見て、自分の持っている
得意な技術にあった回転のサーブを出す
ことにより、自分の試合の流れに沿った
ゲーム運びができると思います。

特に、地元でシニアの選手を見ますと
フォアへの速くて長いサーブが有効では
ないかと思います。

なぜなら、若い時のようなフットワークが無く、
遅れ気味になる選手が多く見られるからです。



さらに、そのサーブの回転にもよりますが
相手の選手がクロスかストレートのどちらに
返球するかが早い段階でわかれば、その
ボールを待って攻撃に入ることができます。

また、相手の返球するコースによって
フォア、バックのどちらが強いかがわかります。

クロスに返球できる選手であればフォア
が強い選手といえます。

また、ストレートに返球する選手は
フォアが弱いと言えます。

私の場合を例にすると、私はバッククロスが
超得意でした。

バック側に上がったボールはネット前でも
回り込んでスマッシュをすることができました。

しかし、フォア側に来たチャンスボールは
必ずと言ってよいほどストレートにしか
スマッシュできませんでした。 

これが私のクセです。

このクセを速く見つけることが試合に
勝つ秘訣だと思います。

シニア以上の試合では相手のフォア側に
ロングサーブを出して相手を台から外に
出すことが試合を有利に進めることが
できるのではないかと自分を振り返って思います。

ロングサーブの技術を磨いて、
是非、試合で試してください。

私も、これからの試合で試してあなたに
シェアしたいと思います。